3768 リスクモンスター 5,000株 (平均購入価格1,285円)
<主力事業>
リスク与信管理が主力、リモート教育も行っている。
<強み>
ネットの強みを生かした分かりやすさ、スピード、安さ。
<課題>
着実に成長しているが、成長スピードは遅い。豊富なキャッシュを生かして成長に必要な分野に投資して欲しい。
<直近決算>
自己資本比率82%、流動比率は約500%と高い。売り上げ6%増、営業利益10%増、一株益87.8円、営業利益率16.2%、増配をキープして20円を予定、来期の会社予想は3%程度の増収増益。
<今後の展望>
順調にいけば、3年後の23年3月の売上高37.4億円、時価総額も同様に伸びて78.8億となればPER15倍で株価が1,450円、PER20倍で1,930円程度か。
目標株価2,000円
6322 タクミナ 5,500株(平均購入価格1,541円)
<主力事業>
定量小型ポンプの製造。弱酸性次亜水生成装置製造等の水処理も。
<強み>
ダイヤグラムポンプはシンプルで故障の少ない事が利点だが、流体が脈動することが欠点であった。その欠点を解決したスムースフローポンプを開発。優れた技術と特許を所有。顧客の要望に合うポンプを提案できる顧客重視の姿勢。
<課題>
海外比率10%程度とまだ低い、販売先を海外へ広げていけるか。
<直近決算>
自己資本比率65%、流動比率286%。一株益約100円、営業利益率11.9%、配当は一株25円予定で通期45円と維持。来季の売り上げ予想はコロナ影響を理由に先送り。
<今後の展望>
順調にいけば、3年後の23年3月の売上高103億円、時価総額も同様に伸びて137億となればPER15倍で株価が1,700円程度か。
目標株価2,000円
3802 エコミック 5,300株(平均購入価格862円)
<主力業務>
給与計算の外注委託を請け負っている。
<強み>
業務を行う事務所を札幌と中国(青島)に設置して、運営コストが低いのでサービス料金も安い。
<課題>
業務を中国へ一部移管しているが、個人情報の漏洩が心配。このサービスは信用が第一なので、そういった事が一度でも起きればアウト。あと、強みの人件費の安さだが、平均給与が377万円(四季報情報)とかなり低い。このレベルで優秀な人材の確保が可能なのか?まだ規模が小さい会社なので、余裕が出てきたらそのあたりは是正するべき。一時的に利益率は低下するが、離職率を下げることで、情報漏洩を防ぐことができるので、この手のサービスを展開する会社にとって重要な点である。
<直近決算>
流動比率358%、自己資本比率76.9%。5月13日に決算発表、売上高21%増、営業利益42%増の大幅増収増益。まだまだ、成長段階なので、株価を見ながら買っていきたい。配当は予定通りの10円を予定。
<今後の展望>
順調にいけば、3年後の23年3月の売上高20億円、時価総額も同様に伸びて20億となればPER15倍で株価が1,200円程度か。
目標株価1,200円
3559 ピーバンドットコム 1300株(平均購入価格947円)
<主力業務>
ネット上でプリント基板を1枚からでも作ってくれるサービス。
<強み>
設計→製造→実装の一貫製造で1枚から製造可能。製造はファブレス工場に委託しているので、固定費が少ない。ネットですべてを完結でき、対面での交渉の必要が無いのでコロナ後の世界で注目を浴びる可能性。
<課題>
大きな課題は見えないが、リスクとして大手企業のEC参入、小ロット生産参入が考えられる。また、海外進出が難しそうな業態であるので、日本国内試作用プリント基板製造の市場が今後維持されるかどうか。
<直近決算>
5月13日に決算発表、売上高は前年比ほぼ変わらず、営業利益は17%減、営業利益率11.5%、一株益25円。減益理由は事務所移転や、SE人員補強だという事。決算と同時に10万株の自社株買いを発表。
<今後の展望>
順調にいけば、3年後の23年3月の売上高24億円、時価総額も同様に伸びて48.5億となればPER15倍で株価が900円程度だが、勢いが続けばPER20倍で1,200円。
市場規模は試作用小ロットプリント基板製造が約1,500億円、この市場をECでどこまでシェアを伸ばせることができるか、仮に現在の市場の約半分750億円がEC化されてシェアを30%確保できれば、225億円の売り上げとなり、現在の売上高21億円の約10倍。
目標株価1,200円
3484 テンポイノベーション 300株(平均購入価格632円)
飲食店向け専門の店舗転貸借事業。新型コロナの影響を大きく受ける業態である。リスクは大きいが、優待が魅力的であり、新型コロナが問題化するまでの売り上げは毎年20%近く上昇を続けていた事を考えるとコロナ後に大きく戻す可能性が高いと考えて購入。流動比率228%、自己資本比率24.9%
5月8日決算発表、売上高20%増だが営業利益は7%増となった。19年度に比べると成長が大きく減速したが、後半にコロナの影響を受けたものとしては比較的良かった。営業利益率が8.9%、一株益31.6円、配当前期比5円マイナスの9円。来季の売り上げ予想はコロナ影響を理由に先送り。
目標株価1,000円
3543 コメダホールディングス 600株(平均購入価格1,668円)
誰もが知るコメダ珈琲店を展開。投資を始めたころからずっと持っている企業。コロナショックでの底値近辺で少しナンピン買いをした。個人的に好きな店なので、優待がもらえる間は売る予定なし。
目標株価2,500円
<今週の結果>
所有株時価 23,502,600円 ===> 23,802,500円
買い付け余力 371,731円 ===> 371,731円
合計 23,874,331円 ===> 24,174,231円(先週比+299,900円 / +1.2%)
日経平均 20,037円 ===> 20,376円(先週比+339円 / +1.7%)
日本国内の新型コロナ感染者数が減少し、ほとんどの県で緊急事態宣言が解除されたが、再開した飲食店やホテルへの客の戻りは限定的で苦境は続きそう。
タイの政府系航空会社が破産した。大企業は固定費が大きい為、売り上げが蒸発した航空会社や、ホテルを展開する企業はこれからが正念場である。
米中関係が悪化している事が気がかりである。感染者と死者が突出している米国では、トランプ大統領が自分への批判を中国へ逸らすために、なりふり構わず中国批判を強めている。財務長官は中間層の減税を検討し始め、トランプ大統領は今年の大統領選挙まではあらゆる手段を講じて経済を立て直しに注力するしかない事を証明している。
ここで心配なのは、各国の財務状況である。資源には限りがあるので銀行券を無限に作り出すことはできない。過去にも勘違いした統治者がお金を増発して破たんした国家は無数にある。つまり、個人としては政府が発行する銀行券に100%の信頼を寄せないほうが賢明であり、金などの実物資産をほどほどに持っておくべきである。ちなみに、東京商品取引所の金価格は6,000円台に乗せ、年初の5,000円から大きく上昇している状態で、世界には先を見て手を打っている人が沢山いるという事である。
今週は持ち株の売買を行わなかった。アメリカ市場が大きく上げて、それに引っ張られて日経平均も上昇。持ち株はリスモンが値を戻して、全体を押し上げた。