LAMPSHADEの投資日記

早期退職を夢見る会社員兼業投資家

2020年6月1日~6月5日 6月1週目売買内容 

3768 リスクモンスター 5,000株 (平均購入価格1,285円)

<主力事業>

リスク与信管理が主力、リモート教育も行っている。

 

<強み>

ネットの強みを生かした分かりやすさ、スピード、安さ。

 

<課題>

着実に成長しているが、成長スピードは遅い。豊富なキャッシュを生かして成長に必要な分野に投資して欲しい。

 

<直近決算>

自己資本比率82%、流動比率は約500%と高い。売り上げ6%増、営業利益10%増、一株益87.8円、営業利益率16.2%、来期の会社予想は3%程度の増収増益。

5月26日に配当に関するお知らせが開示された。配当は20円で前期より2円増配となり9期連続増配となる。

 

<今後の展望>

順調にいけば、3年後の23年3月の売上高37.4億円、時価総額も同様に伸びて78.8億となればPER15倍で株価が1,450円、PER20倍で1,930円程度か。

目標株価2,000円

 

6322 タクミナ  5,500株===>4,000株(平均購入価格1,541円)

<主力事業>

定量小型ポンプの製造。弱酸性次亜水生成装置製造等の水処理も。

 

<強み>

ダイヤグラムポンプはシンプルで故障の少ない事が利点だが、流体が脈動することが欠点であった。その欠点を解決したスムースフローポンプを開発。優れた技術と特許を所有。顧客の要望に合うポンプを提案できる顧客重視の姿勢。

 

<課題>

海外比率10%程度とまだ低い、販売先を海外へ広げていけるか。

 

<直近決算>

自己資本比率65%、流動比率286%。一株益約100円、営業利益率11.9%、配当は一株25円予定で通期45円と維持。来季の売り上げ予想はコロナ影響を理由に先送り。

 

<今後の展望>

順調にいけば、3年後の23年3月の売上高103億円、時価総額も同様に伸びて137億となればPER15倍で株価が1,700円程度か。

目標株価2,000円

  

 

3559 ピーバンドットコム 1300株===>10,900株(平均購入価格1,007円)

<主力業務>

ネット上でプリント基板を1枚からでも作ってくれるサービス。

 

<強み>

設計→製造→実装の一貫製造で1枚から製造可能。製造はファブレス工場に委託しているので、固定費が少ない。ネットですべてを完結でき、対面での交渉の必要が無いのでコロナ後の世界で注目を浴びる可能性。

 

<課題>

大きな課題は見えないが、リスクとして大手企業のEC参入、小ロット生産参入が考えられる。海外進出は考えていないようなので、日本国内試作用プリント基板製造の市場が今後維持されるかどうか。

 

<直近決算>

 流動比率425%、自己資本比率78%。

5月13日に決算発表、売上高は前年比ほぼ変わらず、営業利益は17%減、営業利益率11.5%、一株益25円。減益理由は事務所移転や、SE人員補強だという事。決算と同時に10万株の自社株買いを発表。

 

<今後の展望>

順調にいけば、3年後の23年3月の売上高24億円、時価総額も同様に伸びて48.5億となればPER15倍で株価が900円程度だが、勢いが続けばPER20倍で1,200円。

市場規模は試作用小ロットプリント基板製造が約1,500億円、この市場をECでどこまでシェアを伸ばせることができるか、仮に現在の市場の約半分750億円がEC化されてシェアを30%確保できれば、225億円の売り上げとなり、現在の売上高21億円の約10倍。

 

<適時開示>

6月4日発表に開示:定款の一部変更を株主総会で付議する。

変更内容は以下の2点、

●事業目的を「物品の企画、開発、販売及び輸出入 」から「物品の企画、開発、製作、販売及び輸出入」へ変更

●発行可能株式数を8,160,000株から18,000,000株へ変更

 

<上記の変更から予測される動き>

これまでは工場を持たない委託製造のみであったが、今後は自社工場を所有して(現存の工場の買収か、新規建設か)受託から製造までを自社で一貫して行う予定か。工場を所有するのであれば、海外または国内かで今後の成長が大きく左右される。

私としては、今後は国内に工場を持つメリットが大きいのではないかと思う。理由は大きく分けて5つ、

①これまではネックであった日本人の給料の高さだが、自動化を進めて製造にかかわる人間を極限まで減すことによりこの問題は解決できる

②日本は政治が安定しており治安がよく、今回のコロナでもわかった通り、衛生観念が進んでおり、今後も断続的に発生することが予想される感染症に対して強い

③現在のピーバンドットコムの顧客は日本国内がほとんどなので、輸送コストが安く済む

④交通、電力供給、水道設備等のインフラの充実

⑤国内にはプリント基板を製造するうえで必要な部品を製造する優秀な企業がそろっている

一方リスクとしては、地震や台風などの自然災害が多い事か。

 いずれにせよ、効率のいい自社工場があればコストは大きく抑えられるし、品質も向上することができる。

 

 資金調達を目的とする発行可能株式をふやす事に関しては、増資により株式価値の希釈化による株価の下落が心配されるが、そもそも上場企業は、市場から資金調達を行うために上場しているので、今後の企業成長を考えればごく自然な経営判断だと思う。将来的には株式の流動性が高まるし、調達資金の活用で大きく成長すれば株主には大きな利益になる。

目標株価1,200円

 

3484 テンポイノベーション 300株(平均購入価格632円)

飲食店向け専門の店舗転貸借事業。新型コロナの影響を大きく受ける業態である。リスクは大きいが、優待が魅力的であり、新型コロナが問題化するまでの売り上げは毎年20%近く上昇を続けていた事を考えるとコロナ後に大きく戻す可能性が高いと考えて購入。流動比率228%、自己資本比率24.9%

5月8日決算発表、売上高20%増だが営業利益は7%増となった。19年度に比べると成長が大きく減速したが、後半にコロナの影響を受けたものとしては比較的良かった。営業利益率が8.9%、一株益31.6円、配当5円の9円。来季の売り上げ予想はコロナ影響を理由に先送り。

目標株価1,000円

 

3543 コメダホールディングス  600株(平均購入価格1,668円)

誰もが知るコメダ珈琲店を展開。投資を始めたころからずっと持っている企業。コロナショックでの底値近辺で少しナンピン買いをした。個人的に好きな店なので、優待がもらえる間は売る予定なし。

目標株価2,500円

 

 

<今週の結果>

所有株時価  23,500,500円 ===> 26,095,400円

買い付け余力      3,970,286円 ===>    512,628円

合計     27,470,786円 ===> 26,608,028円(先週比-862,758円 / -3.1%)

日経平均   21,921円        ===> 22,863円(先週比+942円 / +4.3%)

 

<今週の出来事>

 アメリカでは白人警官が無抵抗の黒人を殺害したとして、抗議活動が活発化しており、トランプ大統領の支持率は大きく低下し今年の大統領選挙での再選が危ぶまれている。

 米中対立の悪化は歯止めがきかず、さらに悪い方向へ向かっており、中国よりのWHOを批判していた米国がついに脱退すると表明した。

 中国が国家保安法を制定し、香港でのデモが激化している。

 東京、北九州で感染第2波が発生し、経済活動再開への動きに水を差しており、ブラジルでは1日に2万人もの新規感染者を出している。

 金曜日の夜にはアメリカ雇用統計の非農業部門雇用者数が前月比250万増となり市場予想の800万人減を大きく上回ったことを受けて、ダウは829ドル上昇して27,100ドルに到達した。

 

<持ち株に関して>

上でも書いたがピーバンの成長戦略が見えてきたので追加購入。値動きが乏しいタクミナを一部損切り