LAMPSHADEの投資日記

早期退職を夢見る会社員兼業投資家

ペイロール(4489)について

ポートフォリオの主力、ペイロールについて考察する。

 

提供するサービス

ペイロールは企業の給与計算を代行するサービスを展開しているB to Bの会社。

 

強味

・従業員1,000人以上の大企業にこのサービスを展開

・業界シェアはNo.1

・導入企業は少なく需要が旺盛

・各企業の給与体系に対応するシステムの構築に時間を要するため、一度サービスを使い始めると別の企業に乗り換えるのが難しい。(解約率が低い)

 

弱み

・市場に競争相手が多い

・海外にサービスを展開するのは難しい業態

・各企業の省人化により、需要が減る

・大株主がファンド

 

考察

上場以来毎年、売り上げ、営業利益ともに上場来の最高を更新し続けており、安定した成長企業であるにも関わらず2023年5月19日時点で、PER11.05、PBR0.96と、安値水準にある。

同社の株安は2023年5月に発表されたARR受注残が前年比で33%減少したことを嫌気しているのだと考えている。

 

今後は、中小企業にもサービスを広げること及び、匿名化した給与データをまとめて、給与水準を他社と比較できるサービスを2023年に開始することで、安定した成長が考えられる。

 

したがって、短期的には700円近辺をうろうろしたのち、上昇する一株純利益につられてゆっくりと上向いていき、中期的にはPER15倍程度の1,000円には届くと予想する。